「記事はたくさんあるのに、検索からの入り口が育っていない」。物販サイトでよくあるご相談です。今回ご紹介するのは、記事が約170本まで増えたある物販サイトの事例。中身は充実しているのに、検索結果に表示される各ページの説明文(メタディスクリプション)が未設定または不揃いで、画像の代替テキスト(altテキスト。目の不自由な方への読み上げや、検索エンジンが画像を理解する手がかりに使われます)も1,200枚以上が空のままでした。この積み残しを、AIと一括処理で短期間に整備した話です。
- 記事約170本の説明文が未設定・不揃いで、画像1,200枚超の代替テキストも空だった
- AIに記事本文を読ませて説明文と代替テキストを一括生成し、機械的にサイトへ反映した
- 全記事・全画像の設定が揃い、検索エンジンに内容が伝わる土台が短期間で整った(効果は今後計測)
- 記事や商品ページが数百単位で溜まり、手作業の整備が追いつかない会社に向く型
課題:手作業では終わらない、でも放置もできない
1本ずつ手作業で書き直すのは、現実的な作業量ではありません。かといって放置すれば、機会損失が静かに続きます。
- 説明文が空のままだと、検索結果にページの中身が伝わらず、表示されてもクリックされにくい。
- 記事約170本、画像1,200枚以上。人手で1件ずつ整備すると、他の業務を止めるほどの時間がかかる。
- 「いつかやろう」と後回しになり、記事が増えるほど積み残しもふくらんでいた。
やったこと:AIに本文を読ませて、一括で書き、一括で反映
個々のページを人が書き直すのではなく、「AIに記事本文を読ませて、そのページに合った文章を作らせる」流れを一度組み、全ページにまとめて適用しました。
- 各記事の本文をAIに読ませ、内容に即した説明文を全記事ぶん一括生成し、機械的にサイトへ反映した。
- 画像の代替テキストも、そのページの文脈から機械生成して一括登録した。
- あわせて、検索エンジンが内容を理解しやすくなる構造化データ(ページの種類や内容を機械向けに宣言する記述)も全ページに整備した。
つまずいた点
- AIの生成文をそのまま流すと、言い回しが単調に揃いすぎた。どのページも似た説明文では入れる意味が薄れるため、記事ごとの要素(作品や商品の特徴)を拾って文章に入れるよう指示を調整した。
- 一括反映は、失敗すると大量のページを一度に壊すリスクと隣り合わせ。まず少数のページでテストし、バックアップを取ってから本反映、という順番を徹底した。
- ギャラリー機能(画像をまとめて見せる仕組み)のように、通常の画像管理とは別の場所に画像を持つ仕組みがあり、一括処理が届かない部分は個別に対応した。
結果
全記事に内容に即した説明文が入り、画像の代替テキストも網羅できました。検索エンジンにページの内容が正しく伝わる土台が、手作業なら見送られていたはずの規模で、短期間に整った形です。なお、検索順位やクリック率がどれだけ改善するかは、ここから計測していく領域です。土台の整備は「すぐ順位が上がる魔法」ではなく、検索エンジンに評価されるための前提条件を揃える仕事だと考えています。
この型が使える会社
- 記事や商品ページが数百単位で溜まっており、説明文や画像設定の整備が追いついていない会社。
- 過去のページを手作業で直すことを「量が多すぎる」と諦めてしまっている会社。
- サイトの改善を、広告のような即効策だけでなく、検索の土台から立て直したい会社。
コンテンツの整備は、1件ずつなら単純な作業でも、数百件たまると誰も手を付けられなくなります。AIの強みは、この「質はそこそこ求められるが、量が多すぎる仕事」を現実的な時間に圧縮できることです。もしサイトに溜まった積み残しがあるなら、人海戦術で挑む前に、一括で片付ける道がないかを検討してみてください。
この記事のような仕組み、自社にも入れられます
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